2005年6月10日。NHKで放送された「ふるさとの匠」
今日はゼンマイで動く機械式時計を修理してらっしゃる職人さんを紹介します。 | ||
画像が消えてしまいました | 今回は機械式時計に魅せられて修理を続ける職人を紹介します。 | |
広島県福山市の郊外に修理を専門にしている時計店があります | ||
佐藤昌三さん20歳で時計修理の世界に入り、この道一筋41年になります。佐藤さんの元に持ち込まれる時計のほとんどはゼンマイで動く機械式時計と呼ばれるものです | ||
今佐藤さんが修理をしているのは昭和40年代ころの懐中時計です。この時計はゼンマイの力で回転する"テンプ"と言われる部分が動かなくなっています テンプが規則正しく動かなければ正確に時を刻む事が出来ません。 動かなくなった理由はテンプを支える軸にありました。軸の先端の片方が折れていたのです |
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修理の依頼は全国各地から届きます。口コミやインターネットで佐藤さんの存在を知った人達です。親の形見の腕どけいや海外の骨董品 そして古くなった掛け時計など、年間500個ほどを修理しています。 | ||
壊れた軸に変わる部品がないため 佐藤さん自ら作ります。 細いハガネの棒を軸の形に削っていきます。先端の太さはわずか0.1mm 1000分の5mmの誤差しか許されません 指先の感触だけを頼りに髪の毛ほどの太さに仕上げていきます。 佐藤さんはこうして時計の部品を自ら作り出す事で難しい修理を可能にしてきました。 |
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佐藤さんは22歳の時に時計職人のあこがれの的、高級時計師の免許を最年少で合格しました。しかしクオーツ時計が全盛になると修理の依頼は激減しました それでも佐藤さんはこの仕事にこだわり続けてきました。 |
あちこち そのぉ〜音を立てて 可愛げに動くわけですよね。だから ひじょうにそのぉ〜 ゼンマイを巻いてやれば楽しそうに動きますから。そういうところが私は好きですけれども。 |
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これは佐藤さんが自ら作った時計です。 時計職人としての技術を向上させるために毎年一つづつ作り続けて来ました。 |
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テンプの修理が終わると今度は何十個もある部品を組み立てます。 設計図無しで出来るのは豊富な知識があるからです。佐藤さんの手によって止まっていた時計が再び規則正しく時を刻み始めました。
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お客さんによっては 何軒も時計屋さんに持って行って治らない。と言う事で半分あきらめた状態で家に持ち込んで来て、それを完全に苦労して直して、お届けしたときに。喜んで頂いて そういうときがいちばんうれしいですね。 |
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佐藤昌三さん61歳。その確かな技術によって人々の大切な時計に命を吹き込んで行きます。 | ||
う〜ん。佐藤さんねぇ 以前この番組のインタビューコーナーにも ご出演頂きましたが 毎年一個ね。からくり時計を作って。 手の込んだ物を作ってらっしゃるんですね。 佐藤さん 時計修理も 新しい物にもどんどん挑戦をしたいと言う事でした。どうぞ佐藤さん頑張って下さい。 |
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