今年の新作万華鏡 15分ごとに灯籠部分がまわり光を受けていろんな表情を見せます 使われているのはアワビの表面を削った薄さなんと0.3mmの素材。緻密な仕事です。 |
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制作日数4ヶ月。ドイツ製のゼンマイ時計をベースに歯車までも手づくりです。ちなみにお値段は40万円
ゼンマイのチカラで動くようなのが 何百年も続いてきましたからね。 |
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ゼンマイ時計に魅せられた福山市の時計職人。佐藤昌三さん 佐藤さんは時計の修理技術を磨くために1979年から毎年、様々な工夫を凝らした、 オリジナル時計を作っています。今回の作品は29作目になります。 昔はね・・これでこうやって作業してたんですがね。 |
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今はこう言う双眼顕微鏡と言う両目で見えるようになりまして、作業が楽になりました。 時計作りは精密さが求められる仕事。去年は顕微鏡を導入しました。 あ〜 確かに部品の先っちょ部分はほとんど髪の毛と同じ太さですね。 ゼンマイの部品作りでは髪の毛よりも細い棒も削ります。 |
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しかしこの、オリジナル時計も来年が見納めなんだそうです。 時間が取れない状況になっているんで、まぁ丁度30作とキリがよいので 来年でやめようかな と思っています。 ここ数年の骨董品ブームで懐中時計などの修理の依頼が殺到し 毎年4〜5ヶ月はかかる時計作りの時間が取れなくなったのです |
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来年のフィナーレに向け佐藤さんは早くもアイデアを考えはじめています。 来年は最後ですから出来るだけ面白いカラクリを作ってみたいなと今、思っています。 |